雪国では、使っている方も多い石油ファンヒーターですが、私が自宅で使っているファンヒーターの調子がすこぶる悪くなってしまいました。
そこで、ファンヒーターのトラブルシュートをやってみました。
- 「E09」エラーの原因
- ファンヒーターを分解掃除
石油ファンヒーターが頻繁に止まってしまって、エラーコード「E09」が表示されて困っている方の参考になれば幸いです。
くれぐれも、作業は自己責任でお願いします。
それではいってみましょう!
ファンヒーターが頻繁に止まる
最近、石油ファンヒーターを使っていると、ファンヒーターが突然止まってしまう事が多くなりました。
ファンヒーターのスイッチを入れて点火しても、すぐに止まってしまう。
こんな状態でした。
今回調子が悪くなってしまったファンヒーターは、ダイニチ製で6畳程度の小さい部屋で使っている物です。
このファンヒーターは、かれこれ10年弱使っている事もあり、このまま買い替えても良いのですが、せっかくなので、分解して中を見てみる事にしました。
何が原因なのか?
あまりに古いタイプのファンヒーターでなければ、本体の液晶部に不具合の原因をエラーコードを表示して不具合を知らせてくれるものがほとんどです。
今回のエラーコードは「E09」
今回のエラーコードは「E09」。
さらに、液晶には「ほこり」とも表示されていますね。
ダイニチのホームページによると...
E09が表示される原因は以下の通り。
過熱防止装置が動作した。燃焼、温風空気取入口やファンフィルター、温風吹出し口が物でふさがれたり、埃がたまったため、自動消火した。ダイニチHPより
本体裏の空気の取り込み口が塞がれていたり、ほこりが溜まったりすると、安全の為に自動消火してくれるようです。
なにやら、風通しが悪いみたいです。
また、ホームページには対処法の記載もありました。
対処方法
家庭用石油ファンヒーターの場合
燃焼・温風空気取入口、ファンフィルター、温風吹出口が物でふさがれている場合、取り除いてください
空気取入口・ファンフィルターにほこりがたまっている場合、掃除してください以上の処置を行なったうえで、「運転入/切」スイッチを押し直してください。
ダイニチHPより
本体裏の空気の吸入口は、ファンが「ほこり」や「異物」を吸い込まないように、アミアミの形状になっていたり、取り外して掃除できるファンフィルターが付いていたりします。
今回、不具合を訴えた私のファンヒーターには、取り外せるフィルターは付いておらず、空気の吸入口のアミアミ部分には沢山の「ほこり」が詰まっていました。
この「ほこり」を掃除すれば良いんだな?と思い、外側から空気の吸入口のほこりを掃除機で吸ってみました。
そして、再度、ファンヒーターを点火してみます。
結果は、ダメ
またすぐに止まってしまい、改善されませんでした。
これは、内部に原因があると思い、恐る恐る、分解してみることにしました...。
分解します。
勇気を出して分解してみましょう!
- (安全の為、コンセントは必ず抜きましょう。)
ん?...。?
ぬぅぁ~~~!なんじゃこりゃぁ~!
これは、もはや「ほこり」なのか⁈というくらい大量のほこりが蓄積されております。
ファンの羽だけにとどまらず、内壁や周辺の配線等にも付着しまくりな状態でした。
原因は「ほこり」
今回の原因は、空気の取入口だけではなく、内部にもほこりがビッシリと溜まってしまい、燃焼する為に必要な空気の流れが悪くなったからですね。
掃除します。
このほこりまみれの内部を見てしまったら、このままにしておくのは精神衛生上良くありません。
とにかくバラせるところまでバラして可能な限り、ほこりを除去したいと思います。
プラスドライバー1本あれば簡単に分解出来ます。
ヒーター周辺にもほこりが結構付着しています。
こんな状態で使っていたことにビックリしましたね。私自身、ここを通った温風を吸い込んでいたのか、と、、、
また、このほこりが、もし燃えてしまったら...。と考えると、ゾッっとします...(汗)
操作パネルも外していきます。
至る所が、ほこりだらけ!
あまりのほこりの量にメンタルも若干やられながらも、掃除機で大まかな「ほこり」を吸い取り、さらに、雑巾で拭き取り、キレイにします。
とっても綺麗になりました。
分解した逆の手順で組付けしていきます。
あとは、無事点火するか...。
ドキドキです。
神様に祈りを捧げながらスイッチを押します。
いざ、点火
おーーーーっ!
快調に燃焼しています。
なんだか元気になりました♪
心なしか、温風もクリーンに感じます。(笑)
対策
今回の件を受けて、ファンヒーターはホコリが大敵!ということが身に染みて分かりました。
もし、ファンフィルターが付いていないタイプの石油ファンヒーターをお使いの方は、このような後付けのフィルターを付けるのが効果的かと思います !
ただ、もうすでに内部にほこりが溜まってしまったファンヒーターに関しては、このフィルターを取り付けても、もちろん根本的な改善にはなりませんので、予防の為の対策としてお考えください。
値段の安い物を選びがちな石油ファンヒーターですが、もしこれから石油ファンヒーターの購入や代替えを検討されている方は、以下のような背面にフィルターが付いていて、外して洗えるタイプの物を選ぶと長く使えると思いますよ♪
まとめ
今回のE09エラーは「ほこり」が原因で、分解・清掃をしたところ、ファンヒーターの不調は無事改善されました。
私は特に抵抗なく作業しましたが、この記事をご覧になった方の中には、機械イジリが得意でない方もいらっしゃると思います。
場合によっては、分解して壊してしまう事もあるかもしれませんし、最近のファンヒーターは性能も良くて安いですし、何年も長い間使ったファンヒーターであれば、無理せず買い替えを検討するのも良いと思います。
新しい石油ストーブを購入する場合は、「背面のフィルターが取り外して洗える構造か?」ということを気にして見るのも良いかもしれません。
とにかく、ファンヒーターの大敵は「ほこり」だ!というお話でした。
E09のエラーが出た全てのケースに当てはまるかはわかりませんが、私の経験が誰かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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