地方での生活には「車」は欠かせません。
車があればどこにでも「びゅーん!」と行けます。
とても便利な車ですが、車検・自動車税・ガソリン代、東北なら冬タイヤと、なにかと維持費もかかります。
そして、この寒い冬に突然やってくる、
「バッテリー上がり」。。。
「突然車のエンジンがかからなくなった」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回、バッテリー上がりになった訳ではないのですが、私の愛車、ハスラーちゃんのバッテリーが弱っていたので、自分でバッテリー交換をしました。
- ハスラーにおすすめなバッテリー
- バッテリーサイズの調べ方
- ハスラーのバッテリー交換方法
- バッテリー交換後の設定・学習方法
こんな内容について解説していきます。
ポイントをおさえれば、思ったより簡単ですし、車屋さんに頼むよりとても安く済みます。
ただ、注意する点もありますので、併せて紹介していきますね。
スズキ車はもちろん、国産車には共通することも多いかと思いますので、参考にしていただければ幸いです。
ハスラーちゃんのバッテリー交換の経緯

車屋さんにハスラーを点検に出したところ、「バッテリーが弱ってますねー。」と、見積もりを貰いました。
はい、薄々気付いてました、バッテリーが弱ってきていた事を、、、。
見積り金額は¥16,000(工賃込)
バッテリーって地味に痛い出費です。
インターネットでバッテリーを手配して自分で交換する事にしました!
オススメのバッテリーはどれ?

私が新しいバッテリーとして選んだのは、ハスラーに限らず乗用車全般にオススメ出来る、パナソニックの(caos)カオスというシリーズのバッテリーです。
車好きのSNSである【みんカラ】でも評判が良く、サイト内の【パーツオブザイヤー2018バッテリー部門】で殿堂入りを果たす等、多くの人が装着し、高く評価されています。
車屋さんやカー用品店、ホームセンターなどでもいろんな種類のバッテリーが売っていますが、サイズが同じでも、性能や、保証期間、製造国等によって値段もピンキリです。
そういった、性能・価格など、総合的に見ても、ブルーバッテリ―と呼ばれるこのパナソニックのカオスを選べば間違いないです。
適合するバッテリーサイズの調べ方

自分のバッテリーのサイズが分からない方もいるかと思います。
バッテリーにはバッテリーのサイズが表示されています。

「K-42R」と表記されているのが見えますでしょうか?(見づらいですね、、、スミマセン。)
これがバッテリーのサイズです。
さらに、パナソニックの適合商品は、パナソニックカーバッテリー適合表というページで簡単に調べることが出来ます。
\バッテリーのサイズを調べる/
まずは、車検証を見て、以下を確認します。
- 型式
- 年式(初年度登録)
- エンジン型式
私のハスラーは、「DBA-MR31S」の「アイドリングストップ装着車」です。
車検証を見ながら、カーバッテリー適合表を確認します。
(横にスクロールできます。)
型式 | エンジン 型式 | 年式 (年/月) | 搭載 システム | 新車時 バッテリー | CAOS 適合 | Amazonサイト |
DAA -MR41S | R06A | 15/5 | HV (S-エネチャージ) | K-42R | M-65R | 詳細を見る |
DBA -MR31S | R06A | 14/1 | ISS (アイドリングストップ) | K-42R | M-65R | 詳細を見る |
DBA -MR31S | R06A | 14/1 | 充電制御 (標準車) | 38B19R | 46B19R | 詳細を見る |
どうやら、「M-65R」というバッテリーが適合のようですね。
パナソニックカーバッテリー適合表で、ハスラーの適合となるバッテリーとして表示される、「M-65R」も「46B19R」も新車時バッテリーよりも容量が大きいバッテリーとなっています。(65とか46とかの数字が新車時バッテリーの数字より大きいですよね)
S-エネチャージやアイドリングストップ等の、搭載されているシステムによって、使用するバッテリーが変わるので、ご注意下さい。

アイドリングストップ車に44B19R等の通常バッテリーを取り付けてしまうと、バッテリーの早期劣化やアイドリングストップが作動しなくなるなどの不具合が発生します。
必ず車両に合ったバッテリーを使いましょう。
バッテリー形式の最後の「R」は端子の位置です。
また、バッテリーの端子の位置は、「L」と「R」表記があります。
これを間違うと取付できません。
バッテリーのプラス端子側から見て、端子の位置が
- 左側に並んでるのが、「L」
- 右側に並んでるのが、「R」です。

ハスラーは「R」です。
バッテリーサイズ等について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

ハスラーのバッテリー選びのまとめ
ハスラーにおすすめのバッテリーは以下です。
S-エネチャージ又は、アイドリングストップ装着車の適合バッテリー
「S-エネチャージ」や「アイドリングストップ」が搭載されているハスラーなら「M-65R」を選びましょう。
◆ M-65R (アイドリングストップ車専用バッテリー)
S-エネチャージ又は、アイドリングストップ非装着車の適合バッテリー
「S-エネチャージ」や「アイドリングストップ」が搭載されていない標準使用なハスラーなら「46B19R」や「60B19R」を選びましょう。
◆ 46B19R (通常バッテリー)
「60B19R」(通常バッテリーで容量UPしたい方)
標準使用車でもっと容量UPしたい場合は、こちらをどうぞ。
◆ 60B19R
私のハスラーはアイドリングストップ付き
私のハスラーはアイドリングストップ装着車なので、迷わず「M-65R」を選びました。

値段の比較
ネットで私が購入した価格は、約8,500円。
車屋さんの見積りでは、16,000円(工賃込)
その差は明らかです。。。。
Panasonicのカオスに自分で交換すれば、純正より性能も高く、容量もUPして、さらに安い!と、言う事無しです。
交換する前に
自分でバッテリーを交換する時には気を付ける点がいくつかあります。
バッテリーを外すと「オーディオ・ナビ・パワーウィンドウ・その他」などの各電装品の設定がリセットされます。
初期設定等の方法については、記事後半に書いています。
交換に必要な工具
バッテリーの交換には工具が必要です。
事前に準備しましょう。
・ スパナ(10mm)
・ ラチェットハンドル
・ ディープソケット(8mm)
車をよく弄る方は、こういった工具セットが一つあれば簡単な整備なら一通り出来るので揃えておくのも良いですね。
ハスラーのバッテリー交換方法
それでは交換してみましょう。
① バッテリーのマイナス端子を外す。(スパナ 10mm)

② バッテリーのプラス端子(赤いカバーが付いてる方)を外す。(スパナ 10mm)
③ バッテリーステーを取りはずす。(ラチェットハンドル・ディープソケット 8mm)


外れました♪

新旧比較です。端子の位置も同じですね♪
④ バッテリーを新品に交換する。

⑤ バッテリーステーを取り付ける。(ラチェットハンドル・ディープソケット(10mm)
⑥ バッテリーのプラス端子を取り付ける。(スパナ)
⑦ バッテリーのマイナス端子を取り付ける。(スパナ)

安全な作業の為にこの手順を守って下さい。
- バッテリーを外す時は、マイナス側から
- バッテリーを取り付ける時は、プラス側から
また、作業中、万が一バッテリーのプラス端子とマイナス端子に同時に工具が触れてしまうとショートしてバッテリーにバチバチ!っと火花が飛んだり、思わぬ事故になる場合があるので、十分に注意して下さい。
《重要》交換後の初期設定や学習作業
無事にバッテリーが交換できたら、今度はリセットされた電装品の設定をしていきます。
一般的な作業(オーディオ・電装品)
車両の時計、オーディオやナビなどの設定(ラジオ・音質設定・その他)がリセット(消えている)されていますので、交換前にメモしておいた設定に戻していきます。
また、エンジンスターターなどの後付けの電装品を取り付けている方は、そちらもリセットされています。
初期設定をしないと、エンジンスターターが使えません。
バッテリー交換後はエンジンスターターなどの設定も行いましょう。
基本的には取扱説明書に記載してあるはずなのでここでは省略します。
大事な設定
次に大事な設定です。
バッテリー交換を交換した際は、一般的な設定の他にも初期設定が必要です。
近年の車は、搭載されているコンピューターが、これまでの走行のデータから車の状態を自動的に学習してその車に合わせた、最適な制御を行っています。
バッテリーを外すと、車のコンピューターがリセットされてしまいますので、バッテリー交換後は車によって、学習作業を行う必要があります。
ハスラーのバッテリーを脱着した際に必要になる作業は、、、
- パワーウィンドウ初期設定 (運転席のみ)
- 電子スロットルバルブ学習
- ブレーキストロークセンサ校正(Sエネチャージ車のみ)
この2つ又は3つです。
ここからは、各初期設定方法について説明していきます。
パワーウィンドウ初期設定 (運転席のみ)

バッテリー交換後にパワーウィンドウのAUTOが効かないときには、この作業が必要になります。
- イグニッションをONにします。
- 運転席のドアドガラスを全開にします。
- パワーウインドメインSW の運転席SW 位置をオートUPで保持(上に引きっぱなし)して、ドアガラスを閉じ切り、約2 秒間、保持する。
- AUTO作動するか確認します。
電子スロットルバルブ学習
- イグニッションON(エンジンはかけない)の状態を5秒以上保持します。

ブレーキストロークセンサ校正(Sエネチャージ車のみ)
これは、コンピューターにブレーキぺダルの0点位置を記憶させる為の作業です。
- イグニッションON(ブレーキペダル踏まない状態)を5秒以上保持する。
電子スロットルバルブ学習と同じ作業ですね。
不安な方は
自分でバッテリー交換をするのが苦手な方は、無理して自分で交換する必要はありません。
下手に交換して、逆に車を壊してしまうと元も子もありませんので、、、。
部品持ち込みでも対応してくれる車屋さんを見つけられれば、バッテリーだけネットで買って交換はプロにお任せするのも方法のひとつです。
古いバッテリーの処分もしてくれるでしょうしね。
交換が不安な方はプロにお願いしましょう。
\持込み取付ができる整備工場を探す/
まとめ:バッテリーは定期的な交換をしましょう。

バッテリーを3~4年交換していない方は、突然バッテリーが上がる前にバッテリーの点検・交換を検討されてはいかがでしょうか?
バッテリーの選び方や交換方法等、正しい方法を知っていれば自分で交換する事も可能です。
ネットショッピングを上手に利用すれば、性能の高いバッテリーに交換しながら、通常よりかなり安く購入出来るので、経済的にも助かります。
安心してドライブが楽しめるように早めのバッテリーの点検・交換を検討してみてくださいね。
それでも、寒い時期には急なバッテリー上がりが起きやすいので、
万が一のバッテリー上がりのために、こういったジャンプスターター等があるととても便利です。
\まさかのバッテリー上がりに大活躍!/
最大電流500Aの圧倒的なパワー!
こういったUSB端子が付いているジャンプスターターなら、スマホ等も充電出来て、災害時にも活躍するので、一つ持っているととても便利ですし安心ですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。

