東北でも春の足音が近づいてきました。
道路の雪も無くなり、これから車でお出かけする方も多くなると思います。
ところで、
あなたの車、エアコン付けると変なニオイしてないですか?
この記事は、春の快適なドライブの前に是非読んでいただきたいです。
それではいってみましょう。
酸っぱい臭いの主な原因は、、、

ズバリ、
エアコン周りに溜まった汚れと、カビです。
エアコンの風が臭いということは、風の通り道に何かしらの問題があるという事です。
そこで、真っ先に疑うべき箇所がエアコンフィルターです。
意外と、本人は毎日乗っているので臭いに気付いていないことも多いです。
誰かがあなたの車に乗った時に、
なんか匂う。。。
と思っているかもしれません。
ちなみに、「エアコン」は、「エアーコンディショナー」の略です
車のエアコンフィルターの役目

家庭用のエアコン同様、車のエアコンにもフィルターが付いています。
家庭用のエアコンと違い、車はいろんな所を走行するので、使用する環境が一定ではありません、車のエアコンフィルターは、室内のホコリだけではなく、外気から取り入れるゴミ、小さい虫、砂、塵などを除去して、綺麗な空気を室内に取り込む必要があります。
古い車はエアコンフィルターが付いてない車もあります。

エアコンフィルターの交換が必要な3つの理由
エアコンフィルターの交換が必要となる主な理由は主に3つあります。
- 汚れがたまる
- 風量の低下
- カビの発生原因
汚れがたまる

フィルターを通すことによって、外気の空気をろ過する訳ですが、車が走行する道路(車道)は、巻き上げる砂埃や排気ガス等により、住宅用のエアコンを使う環境よりも空気中のゴミや汚れが多い環境なので、当然、住宅用のエアコンフィルターよりも汚れます。
風量の低下

フィルターは風の通り道です。
フィルターにゴミや汚れが溜まってしまうと、風の通り道が塞がれてしまうので、風量が低下します。
カビの発生原因

暑い夏は冷房、寒い冬は暖房、と、車のエアコンは一年中働いています。
使用状況にもよりますが、汚れが溜まり、さらにフィルターが湿気を含んだ状態では、カビの発生や、悪臭の原因になります。
汚れてカビたフィルターを通った空気を車内にまき散らしていると思ったら精神衛生上よろしくありませんね。
定期的なフィルターの交換は花粉等の対策にも

エアコンフィルターによっては、花粉などの微細なアレルギー物質の除去に対応した物や、防臭効果のあるもの、以前から話題になっているPM2.5やウイルス、黄砂等をろ過してくれる高性能な商品もあります。
花粉症やアレルギーをお持ちの方、または、小さいお子さんがいる方は、特に定期的な交換をおすすめします。
また、ドアを開閉する以上、車内に花粉や菌を取り込んでしまうのを完全に防ぐことは出来ませんが、除菌作用のある消臭スプレー等を併用するのも一つの方法です。
さらに、プラズマクラスターやナノイー搭載の車載対応の空気清浄機を使えば、ウイルスやアレルギー物質を抑える効果がさらに期待できますね。
フィルターは洗える?

家庭用のエアコンのフィルターは水洗いをしたりしますが、一般的に、汚れた車のエアコンフィルターは、洗浄しても再利用は出来ず、新品に交換となります。
フィルターの何重もの繊維がゴミやホコリをキャッチする構造のため、そもそも交換を前提に作られています。
エアブローは繊維を潰してしまったり、広げてしまうこともある為、NGです。また、水洗いも湿気を含んでカビの発生原因になるなど、逆効果になる事も多いです。

車のエアコンフィルターは清掃はせず、新品に交換しましょう。
交換時期はどれくらい?

それでは、どれくらいの期間で交換するのが良いのでしょうか?
デンソーやボッシュなど、エアコンフィルターを販売しているメーカーもうたっている、一般的な交換の目安としては以下の通りです。
どちらか早い方のタイミングでの交換をおすすめします。
月の走行距離が多い方や、悪路等を走ることが多い方は、一般的な交換時期よりも、早く汚れてしまう場合もあります。必要に応じて早めに交換してください。
現物を見て汚れていれば、精神的にもよろしくないので、交換時期に関係なく交換するのが良いでしょう。
通常の使い方であれば、車検や1年ごとの定期点検の時に交換するのも良いと思います。
費用は?

標準性能のフィルターを使う場合と、高性能のフィルターを使う場合で、値段は違いますが、ディーラーや車屋さんで交換をお願いすると、だいたい、以下の金額になるかと思います。
3,000円~6,000円 (部品代・工賃込み)
でも、自分で交換出来れば、もっと安く交換が可能です。
おすすめのエアコンフィルター
先述したように比較的安い、フィルターから、花粉やPM2.5等の微粒子を除去するだけでなく、消臭や抗菌機能を持ち合わせた高性能なフィルターまで、さまざまあるので、予算に併せて検討してみて下さい。
以下、目的別のおすすめのエアコンフィルターです。
もっと安いフィルターもありますが、ほとんどの国産車に対応していて、性能と値段のバランスが良い、信頼のDENSO製を紹介します。
高コスパなベストセラー
- ウイルスからブロック!
- 排ガス臭をカット!
- 花粉をブロック!
- 菌・カビからガード!
機能は十分なので特にこだわりがない方は、こちらがおすすめです。
ちょっと高価な高性能タイプ
- 塗布されたビタミンCセラミックスから、ビタミンCを放出。
- 2.5㎛粒子などの微粉塵をブロック。
- フィルターで捕捉したウィルスの活動を抑制。
- 新開発の活性炭が嫌な臭いをカット。
- フィルターで捕捉した菌・カビの繁殖を抑制。
定価では、¥5,000~6,000する高性能タイプですが、ネットで購入すれば、非常にお得に購入できますよ。
フィルターの交換は簡単です。自分で出来ます。

一般的なエアコンフィルターの交換は簡単です。
(一部の車種では少し面倒な車もあります)
大まかにいえば、 助手席のグローブボックスを取りはずします。
あとは、フィルターのフタを外せば、 エアコンフィルターが出てくるので、新品と交換するだけです。
フィルターを交換しても臭いが改善されない場合。
長期間フィルターを交換していなかった場合は、フィルターを交換しても臭いが取れない場合もあります。
そんなときは、エアコン(エバポレータ)の洗浄とエアコンフィルター交換をセットですることで改善されると思います。

フィルターを通った後、エアコンの風は、エバポレータという部品を通ります。
このエバポレータはキンキンに冷えていて、通過することで空気が冷やされると同時に、エバポレータのフィンが空気中の湿気を奪います。これによってガラスの曇りが取れたりするんですね。
このエバポレータにフィルターで取り切れなかった汚れや、カビの菌などが蓄積されてしまうと、フィルターを交換しても、臭いが取れない原因となります。
こういったことからも、エアコンフィルターは定期的な交換が必要なんですね。
フィルター交換と併せて洗浄しましょう
エアコンが臭いからと言って消臭剤や芳香剤で誤魔化しても意味ないですからね。
特に、芳香剤なんかは、むしろカビ臭と合わさってもっと臭くなっちゃいます。逆効果です。
そんな時は、エバポレータ―洗浄剤等で、根本から解決しましょう。
エバポレータの洗浄に関しては、カーエアコン用の洗浄剤などが販売されていたりしますので、自分で作業することも可能ですが、車種によっては内装の取外しや、専門的な知識が必要になるケースもあります。
心配な方は、整備工場にお願いするのをおすすめします。
まとめ:臭いの元を断ちましょう

車のエアコンが臭いと感じたら、まずはエアコンフィルターを疑いましょう。
エアコンフィルターは定期的(約1年毎)に交換が望ましいです。特に、花粉症の方やアレルギーをお持ちの方は、お出かけ前に交換を検討されてはいかがでしょうか?
快適な愛車でお出かけを楽しみましょうね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。





