走行後にタイヤが熱い
タイヤ周りから嫌なニオイがする
こんな悩みを解決します。
そこで今回は、その原因や解決方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
走行後に片側のホイールだけ熱くなる原因とは?
走行後にタイヤやホイールが以上に熱くなる場合は、ブレーキの固着が考えられます。
ブレーキが錆や経年劣化が原因でブレーキが固着してしまい、ブレーキが常に働いている状態になり、摩擦熱によってホイールが熱くなることがあります。
ブレーキ液(ブレーキフルード)が劣化しているとホース内が錆やすくなります。
ブレーキの固着は多くの場合、片側のホイールだけが熱くなる事が多いです。
ブレーキ 引きずり 確認 方法
走行後にタイヤやホイールが熱くなる場合、ブレーキの「引きずり」かもしれません。
走行時と停止時の確認方法についてそれぞれ解説していきます。
走行中の確認方法
- 燃費が悪くなる
- 加速・減速時にハンドルが取られる
- 雨の日にタイヤ周りから湯気が出る
燃費が悪くなる
常にブレーキが効いた状態で走るわけですから、燃費は悪くなります。
最近の車はメーターに燃費計が表示できるものがほとんどです。
環境が変わっていないのに、平均燃費がどんどん下がっている場合、ブレーキの固着が疑わしいです。
加速・減速時にハンドルが取られる
片側だけブレーキが固着していると加速時や減速時にハンドルが取られることがあります。
これは、片側のブレーキだけが固着している場合に起きます。
雨の日にタイヤ周りから湯気が出る
ブレーキが固着していると、ホイールがかなり熱くなります。
雨の日の信号待ち等では、止まっている時に熱くなったホイールから湯気が出ることがあります。
停車中の確認方法
- 走行後にホイールが熱い
- ホイールが異常に汚れている
- 走行後に変なニオイがする
- タイヤが軽く回らない
走行後にホイールが熱い
走行後にホイールを触ってみて、異常に熱い場合、ブレーキが固着している場合が多いです。
前後左右、4輪のホイールに触れてみて極端に熱い場合は、その車輪のブレーキが固着しています。
ホイールに触れる場合は、ヤケド等しないように注意しましょう。
ホイールが異常に汚れている
ブレーキが効いたまま走行すると、ブレーキダスト(ブレーキのカス)が大量に発生します。
異常に汚れているホイールがあれば固着の可能性が高いです。
走行後に変なニオイがする
ブレーキダスト特有のニオイがします。
ブレーキを引きずったまま走ると、通常より多く発生したブレーキダストのニオイがするはずです。
タイヤが軽く回らない
ジャッキアップしてタイヤを手で回してみて、左右のタイヤがスムーズに回転するか見てみましょう。
左右で回転に差があればブレーキが固着しています。
ジャックアップする際は、輪留めやリジットラック等をかけ、安全に行いましょう。
ブレーキ 引きずり 応急 処置
ブレーキが引きずりを起こしている場合の、応急処置はありません。
ブレーキの引きずりは分解して点検・整備するしかありません。
ブレーキの引きずりの原因は内部の錆によるものなので、基本的にはどんどん悪化していきます。
早めに整備工場等に修理の依頼をしましょう。
ブレーキの引きずりが起きている場合、どうすればいい?
ブレーキが常に効いたまま走行するのはおすすめしませんが、どうしても走行しなければいけない場合は、速度を抑えて運転するようにしましょう。
また、異音や違和感がある場合には、直ちに停車して車屋さんに連絡するようにしてください。
最悪の場合、ブレーキで発生する熱により、火災が発生することがあります。
ブレーキ引きずりの修理費用はどのくらいかかる?
ブレーキの引きずりを修理する場合、基本的にはブレーキを分解して、内部の錆を落とし、再度組み付けるオーバーホールという作業をすることになります。
こういったゴムの部品を交換します↓
錆がひどい場合は、ブレーキキャリパーというブレーキ本体の交換になりますので、車の状況によってかかる費用も様々です。
また、片側だけの修理で済むのか、両輪の修理が必要かでも費用は変わりますし、車両によっても金額は変わります。
だいたいの目安としては、
- オーバーホールの場合「2~5万円」
- ブレーキキャリパー交換の場合は、「5~10万円」
くらいかなと思います。
とはいえ、車の状態で金額は大きく変わりますので、正確な修理代は整備工場の点検を受けて見積を作ってもらいましょう。
自分でできるホイールが片側だけ熱くなる対処方法とは?
ブレーキの固着はブレーキ内部の錆が原因なので、見た目で異常を見つけることは出来ません。
対処法としては普段から、以下のことに注意しておくと良いでしょう。
- ブレーキ液を車検毎に交換する
- ホイールが異常に汚れていないか確認する
- タイヤ交換の時にタイヤを回してみる
こういった意識があることで、早期発見に繋がります。
まとめ
ホイールが熱くなる原因と解決方法について解説しました。
異常なホイールの熱はブレーキ固着の可能性が高いです。
走行中・停車中それぞれに違和感が無いか確認しましょう。
ブレーキの引きずりは早急な点検・修理が必要で、運転時の注意が求められます。
異常が起きた時には、整備士のアドバイスを参考に、早めに修理をしましょう。
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