楽しくコーヒー淹れるには、お気に入りの道具が必要だと思っています。
コーヒーのドリップ用に使うドリップポット(ケトル)もその一つ。
珈琲をドリップで淹れてみたいけど、ドリップポットはどれが良いのかな?
たくさん種類がありすぎて悩むわ。。。
素敵なドリップポットはたくさんありますが、これから珈琲のドリップを始めたい方の中には、
- 自分に合ったドリップポットはどれなのか?
- 初めてのドリップポットで失敗したくない。
こんな方も多いです。
- ドリップポットの選び方
- 定番のドリップポットの紹介
初めてのドリップポットを探している方のヒントになれば幸いです。
それでは早速、いってみましょう。
ドリップポット(ケトル)の選び方
ドリップ用のポットは種類が豊富で様々なメーカーが販売しています。
たくさんあって悩んでしまいます
価格で選ぶのも良いですが、永く使う相棒とも呼べる道具は是非とも、性能を兼ね備えた、
『お気に入りのドリップポット』を見つけたいところです。
ですが、人によってドリップポットの選び方は変わります。
今回は、様々なドリップポットがある中で、選ぶポイントとなる点を5つに分けて話していきたいと思います。
- 好みのデザイン
- 注ぎ口の形状・注ぎやすさ
- 持ち手の素材・形状
- 普段遣いに合った容量
- 対応する熱源(ガス・IH)
それでは、解説していきますね。
選ぶポイントその1:【好みのデザイン】
まず、1つ目は、【好みのデザインを選ぶ事】です。
長く使えるお気に入りを見つけるには、やっぱり見た目は外せません。
珈琲を淹れる度に触れるポットは、自分好みのデザインやフォルムである必要があると思います。
選ぶポイントその2:【注ぎ口の形状・注ぎやすさ】
2つ目は、【注ぎ口の形状・注ぎやすさ】です。
機能面としては、何よりも「注ぐこと」が重要なケトルなので、
まず、注ぎ口をしっかり見て決めましょう。
コレは見た目通り、
- 注ぎ口が太ければ、お湯も太く、
- 注ぎ口が細ければ、お湯も細く。
注げます。
注ぎやすさを見た目で判断するには?
注ぎやすさに関しては使ってみないと分からないということもありますが、見た目である程度、判断することが出来ます。
それは、パイプの傾斜です。
例えば、
カリタのような、注ぐパイプがグッっと上に立ち上がっているような形状なら、傾けてもすぐに注ぎ口からはお湯が出てこないので、ゆっくりお湯が注げて湯量をコントロールしやすい傾向にあります。
逆に、
ハリオのような、パイプが緩やかに立ち上がっているような形状なら、少し傾けただけで多くのお湯が流れ出るので、より速く多くのお湯を注ぐのに適しています。
細かいことを言えば、ドリッパーによって適した(メーカーが推奨している)注ぎ方は変わります。
選ぶポイントその3:【持ち手の素材・形状】
3つ目は【持ち手の素材や形状】です。
握りやすさは、注ぎやすさにも繋がりますし、持ち手が熱くならない素材や形状で出来ているかも快適に使うためには欠かせません。
これは実際に使ってみないと分からないので、店頭などで触れることが出来ればそれが一番良いですし、実際に使っている人の感想を聞ければとても参考になると思います。
もちろん、SNSやブログ、YouTube等の情報を参考にするのも良いと思います。
選ぶポイントその4:【普段使いに合った容量】
4つめは【普段使いに合った容量】です。
ドリップポットの容量は普段のドリップする量に合わせて選びましょう。
普段、1〜2杯程度のコーヒーを淹れる事が多い方は、0.7ℓあたりの容量が使いやすいと思います。
大きすぎても、小さすぎても使いにくいです。
実際に使う時はお湯の重さが加わりますので、そのイメージを想像しつつ選びましょう。
選ぶポイントその5:【対応する熱源(ガス・IH)】
最後の5つ目は、【対応する熱源】です。
ドリップケトルでお湯を沸かして、そのままドリップしたい方は、対応する熱源を気にした方が良いでしょう。
最近はオール電化の家も多くなってきているので、IHに対応したケトルが必須な方も多いです。
電気ケトルタイプもあります。
コーヒードリップ向けの注ぎ口を備えた、電機ケトルもあるので、沸かしてそのまま注ぎたい方は、電気ケトルのようなタイプを選択肢に入れても良いかもしれません。
熱源を気にしなくて良い人もいます。
私は、やかんで沸かしたお湯をドリップポットに移して使っているので、基本的にはドリップポットを火にかける事はありません。
私と同じように、お湯はやかん等で沸かして、ドリップに使う分のお湯だけドリップポットに移す場合は、あまり熱源を気にする必要はないと思います。
必要なお湯だけ移した方が、毎回同じ湯量でドリップ出来ますし、ドリップポットも汚れないので個人的にはオススメです。
私が使っている『やかん』は柳宗理さんのステンレスケトルです。
参考記事
▶️柳宗理のステンレスケトル(やかん)が使い勝手良くておすすめ。
おすすめの定番ドリップポット5選
さて、ここからは、おすすめのドリップポットを紹介していきたいと思います。
数あるドリップポットの中から、初めて購入する方にも使いやすい、スタンダードな定番品を5つ紹介していきます。
カリタ 細口ポット
カリタのドリップポットと言えば、この細口ポッドが定番です。
カリタのドリップポットの中には、個性的な物もありますが、この細口ポットは、シンプルなドリップポットです。
サイズもちょうど良くて、注ぎ口が細くゆっくり細く注げて、なんだかんだ使いやすい。
一周回って、これに落ち着く人も多いとか。
私もその一人で、今では一番使用頻度が高いドリップポットです。
カリタの温度計と合わせて使っています。
細口ポットのレビュー記事はこちらをご覧ください。
▶️値段と使いやすさのバランスが絶妙!カリタのゆっくり細く注げる「ステンレス細口ポット」
ハリオV60 ドリップケトル ヴォーノ
海外やサードウェーブ系で大人気のV60ケトル。
シリーズで統一感を持たせたデザインと、確かな使い心地が好評です。
当たり前ですが、V60ドリッパーとの相性が良いです。
「スーッ」っとスムーズにお湯を注ぐことが得意な印象です。
あっさりしたコーヒーをサッっと抽出したい場合にオススメのドリップケトルです。
ですが、カリタの細口ポッドと比べてゆっくり細く注ぐのは苦手です。
ハリオ「ヴォーノ」のレビュー記事はこちらをご覧ください。
▶️すっきりクリーンな珈琲を淹れたいなら、ハリオのドリップケトル ヴォーノがオススメ!
ユキワ コーヒーポットM5
シンプルで余計な装飾もなく、非常に美しいコーヒーポット。
フタがヒンジ付きで、落ちない作りだったり、取手は中空になっていて熱くないのが特徴です。
長く愛用出来る信頼の製品でプロも愛用する高級ドリップポットです。
ポタポタ点滴のような注ぎ方から、大胆なお湯の注ぎ方まで、湯量の調整幅が広く、使いこなせば、思い通りにドリップが出来るようになります。
また、注ぎ口の形状に種類があり、好みで選べます。
- 細く加工された「細口タイプ」
- 注ぎ口がベロのように伸びた「広口タイプ」
ネルドリップや深煎りのコーヒーをゆっくりドリップするような方が多く使っているドリップケトルです。
値段は高いですが、憧れのドリップケトルです。
ユキワのコーヒーポットのレビュー記事はこちらをご覧ください。
▶️手に馴染むほど使いやすい。ユキワのコーヒーポット。
タカヒロ コーヒードリップポット
業務用として高い評価を得ているタカヒロのドリップポット。
同社の通常品よりもさらに、注ぎ口の細い「雫」シリーズ。
この細ぎ口の細さには驚きです。
お湯は注ぎ口から真下に落ちるイメージで落とせるので、初めての方でも簡単に美味しいドリップコーヒーを淹れることが出来ます。
細く、的確に、安定して、お湯を落とすことに拘った注ぎ口のドリップケトルです。
定価は高いけどアマゾンなら安いみたい
野田琺瑯 月兎印 スリムポット
素朴な雰囲気が嬉しい琺瑯製といえば、月兎印のスリムポットが定番です。
琺瑯の質感が優しいスリムポットは直火も可能です。
カラーバリエーションも豊富なので、色も含めて選ぶのが楽しいケトルですよ。
インテリアとの相性なんかも考えながら選ぶのも良いかもしれません。
まとめ:自分に合ったケトルを手に入れよう
ドリップポットを選ぶポイントは以下5つです。
- 好みのデザイン
- 注ぎ口の形状・注ぎやすさ
- 持ち手の素材・形状
- 普段遣いに合った容量
- 対応する熱源(ガス・IH)
とはいえ、ドリップポットの選び方は人それぞれです。
各メーカーが開発したドリップポットならどれを選んでも問題ありませんが、最終的には自分の好みで選んでくださいね。
ドリップしている最中に唯一、直接触っているのがドリップポットです。
是非、お気に入りの道具を見つけましょう。
お気に入りのドリップポットで丁寧に淹れた珈琲は美味しいですよ!
今日も素敵なコーヒー時間を。。。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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