車好きが行う休日のルーティーンと言えば、
「洗車」
洗車をするだけならまだしも、ワックスやコーティングをかけるとなると洗車だけでは取れない水垢やピッチ・タール等の汚れを落としたり、ボディを磨いたり、と一日がかりになることもしばしば…。
どれくらいこだわるかにもよりますが、洗車は奥が深いです。
今回は、車を洗っても取れない汚れの代表格【鉄粉】についてお話していけたらと思っています。
- 車に鉄粉が付着する原因
- 鉄粉の除去方法
それではいってみましょう。
洗車したら車がザラザラする。これなーに?
雨の日が続いた後の晴れ間や、天気が良くて気持ちいい週末に洗車をしている時に、
あれ?洗車したけど、ボディがザラザラするな…
小さな茶色い汚れが取れないわ
という経験がある方も多いのではないでしょうか?
白いボディ色の車は特に分かりやすく、良く見ると小さい茶色い汚れがたくさん付いていたりしますが、それは、ボディに付いた鉄粉がサビて茶色く見えているんですね。
ボディに鉄粉が付着していると、洗車をしても車がくすんで見えたり、洗車で車をキレイにするつもりが、
鉄粉が付着していると、良いことがありません。
気がついたら早めに対処するのがおすすめです。
原因と対策方法が分かれば解決出来ます。
ツルツル・ピカピカのボディを取り戻すために対処していきましょう。
車に鉄粉が付着する原因
私たちが生活している環境の中には思いのほか多くの鉄粉が存在しています。
工事現場や建設現場、鉄工所や整備工場、電車が走る線路上など、
このように、様々な場所で鉄の金属粉は発生しています。
さらに、車自身も、ブレーキの削りカスや、回転部分や摩擦部から鉄粉を発生させており、事故による金属の破片なんかも道路上にばら撒いているとも言えます。
そういった金属粉を巻き上げながら車は走っているので、
鉄粉が車のボディに付着するのは容易に想像出来ますし、
走る以上はボディに鉄粉が付着するのを根本的に防ぐ事は出来ません。
洗車のタイミング等を利用して定期的に鉄粉を除去してあげる事が大事なわけです。
鉄粉が付きやすいところ
車が走行するとタイヤは地面の埃やゴミ、鉄粉を巻き上げながら走行します。
鉄粉は車の低い位置、さらに言えば、車の両サイドや車の後ろ側に付着しやすいです。
鉄粉の除去方法
先ほどお話した通り、鉄粉の付着は避けられませんが、
正しい対処方法を知っていれば、ツルツルの状態を取り戻す事が出来ます。
ここからは、鉄粉を除去する方法を3つ紹介します。
- 粘土クリーナー
- 鉄粉除去用パッド
- 鉄粉除去剤
まず、3つすべてに共通して言える注意点ですが
さらに、それぞれの注意点もありますので、併せて解説していきたいと思います。
粘度クリーナーを使う方法
まず一つ目が、「粘度クリーナー」を使う方法です。
粘度クリーナー使い方は簡単で、洗車後の濡れたボディ表面をこの粘度クリーナーで滑らせるように動かすことで、ボディに付着している鉄粉を粘度に取り込み除去します。
【こする】と言うより【滑らせる】イメージです。
粘土クリーナーの使い方
手順①
洗車する。
手順②
常に水をかけながら力を入れずに、ネンドの重さだけで滑らすように軽く押し当てて、鉄粉を除去していきます。
手順③
粘土クリーナーが汚れてきたら粘度を折りたたみながら常に綺麗な面を使って鉄粉を除去する。
- 水をかけながら作業すると滑りが良くなって使いやすいです。
- 粘土なので、細かい部分の作業は粘土を変形させることで使いやすくなります。
- 寒い時期は粘度クリーナーが硬くなっています。お湯等で温めると柔らかくなって使いやすいです。
粘度クリーナーは細かい傷を付けてしまいやすいので、その後ボディを磨く前提で使うもの。という認識で使うのが良いと思います。
せっかく鉄粉を除去しても、ボディ表面にキズが入った状態では、綺麗になったとは言えません。
粘土クリーナーのメリット・デメリット
- 手軽に使える。
- 細かいところにも使いやすい。
- 値段が安い。
- 傷がつきやすい。
- 施工後の状態によっては磨きが必要になる。
- ある程度汚れたら粘土クリーナーを買い替える必要がある。
鉄粉除去用パッドを使う方法
粘土では無く、このような鉄粉除去用のパッドを使う方法もあります。
凸凹した特殊なパッド表面がボディの鉄粉を除去します。
鉄粉除去用パッドの使い方
使い方は基本的に粘土と同じで洗車後に、水をかけながら優しく撫でるようにボディ表面を動かす事で、鉄粉を落としていきます。
ですが、粘土クリーナーに比べて、ボディに当てるパッドの面積が広いです。
一度に除去できる範囲が広いので、粘土クリーナーよりも作業効率が良いです。
また、ポリッシャーという研磨機に取り付けてボディを磨くように使う事が出来る商品もあります。
- 粘土クリーナー ➡ 鉄粉を粘土に取り込む。
- 鉄粉除去用パッド ➡ パッド表面の特殊な凸凹が鉄粉を落とす。
こまめにパッドの表面の鉄粉を水で洗い流しながら使いましょう。
鉄粉除去用パッドのメリット・デメリット
- 手軽に使える。
- 傷が付きにくい。
- 粘土より広範囲の作業が可能
- 繰り返し使える。
- 細かいところには粘土クリーナーより使いにくい
- 粘土クリーナーより値段が高い
鉄粉除去剤を使う方法
洗車後のボディに鉄粉除去剤を吹きかけると、液剤がボディの鉄粉と化学反応して溶解除去します。
洗車後のボディにスプレーして流すだけなので、傷が付く心配がありません。
とっても簡単な方法ですが、粘土や鉄粉除去パッドのように一度で鉄粉を除去出来ない場合もあります。
鉄粉の付着具合が軽い場合は、鉄粉除去剤をスプレーするだけで除去できますが、
鉄粉の付着具合が申告な場合、一度では除去しきれないので、複数回、作業を繰り返す必要があります。
ボディにスプレー⇒液剤が紫に変化⇒水で流す⇒ボディにスプレー⇒・・・
鉄粉除去剤の使い方
鉄粉除去剤のメリット・デメリット
- 手軽に使える。
- 傷が付く心配がない
- 粘土・パッドに比べて鉄粉の除去力が弱いので時間がかかる。
- 施工後にしっかり洗い流さないと塗装面へダメージを与えてしまう。
- 硫黄のようなきつい臭いの商品が多い。
事前に鉄粉除去剤を使っておくと、粘土クリーナー等をかけるのがとても楽になります。
\セットで楽々除去!/
鉄粉除去の頻度はどれくらいが良い?
鉄粉が付着してから時間が経ってしまうとボディに固着して取れにくくなってしまいます。
使用状況によって大きく変わりますのが、
個人的な感覚としては、2か月に1回程の頻度で簡単な鉄粉取りをすれば、頑固な汚れになる前に除去できるのではないかな?と思います。
雪国にお住まいの方は、冬の間はあまり洗車が出来ないと思いますので、結構車が汚れます。
春のドライブシーズン前に鉄粉除去をするのをおすすめします。
綺麗になったらボディコーティングもしましょう♪
愛車がせっかく綺麗になったら、ぜひコーティングをしてピカピカにしてあげましょう。
ボディコーティングをすれば、汚れも付きにくくなって普段の洗車も楽になりますし、何より気持ちよくドライブシーズンを迎えられますよ♪
\ 愛車に至高の艶を /
鉄粉を除去したらコーティングでピカピカにしましょう。
まとめ:定期的に鉄粉を除去しましょう
鉄粉が車のボディに付着すると、
洗車をしてもイマイチ綺麗にならなかったり、
そのまま車を磨くと傷をつけてしまったり。
なにかと厄介です。
せっかく洗車をするなら少し手間ですが、たまには鉄粉除去で愛車のボディをツルツルの綺麗な状態に戻してあげましょう。
今回紹介した鉄粉除去に使う道具は、それぞれ得意・不得意がありますので、
- 鉄粉の状態が軽い状態なら ⇒ 鉄粉除去剤
- 鉄粉の状態が酷い状態なら ⇒ 鉄粉除去剤&粘土+磨き
のように、状況に合わせて使い分けるのが良いと思います。
綺麗な愛車で気持ちの良いドライブを楽しみたいですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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