BASEとSTORESってどっちが良いのかな?
こんな疑問にお答えします。
現代では、どんな田舎でもインターネット環境があれば、簡単に自分のネットショップを持つことが出来ます。
- BASEとSTORESの紹介
- BASEとSTORESの比較
- BASEとSTORESどっちがおすすめか
- 私が珈琲豆の販売をするなら・・・
私自身、さまざまなサービスがある中で、どういったサービスが今の自分(珈琲豆の販売)に合っているのかを考えてみました。
この記事では「BASEとSTORESを比較しながら、どっちがオススメか」についてお話ししていきます。
これから自分のネットショップを作りたいと思っている人の参考になれば幸いです。
それではいってみましょう。
ネットショップをどうやって作るのか?
ネットショップを作りたいなーと思った時に、インターネットで調べてみると、有料の物から無料で始められる物まで、いろんなサービスが出てきます。
その中でも、私のようなスーパー初心者がコーヒー豆を販売するという目的で始める上で、「自分に合ったサービスはどれか?」と検討した結果、
【 BASE 】か【 STORES 】が良いのではないか?という結論になりました。
以下、BASEとSTORESについて比較検討した内容について紹介して行きます。
その他のネットショップについては下記の記事に書いています。
▶︎ おすすめASP型ネットショップを比較。さて、どれを選ぶ?
BASE(ベイス)とは
BASE(ベイス)株式会社が運営するサービスで、開業実績6年連続No.1のネットショップです。(2023年7月時点)
無料で充実した機能が使えることから、とても人気のサービスです。
STORES(ストアーズ)とは
STORESは、インターネットの知識が無い人でも、無料で簡単に自分のオンラインストアをつくって商品を販売することができるサービスです。
約70万件以上のストアがあり、利用者もZOZOTOWNとも連携していたりと、ファッション関連の商品を販売している方も多く、こちらも人気のネットショップです。
STORESレジ
STORES決済
STORES予約
料金と機能の比較
BASE・STORES共に、無料プランがあるので気軽に利用する事が出来ます。
料金やプランについてみていきましょう。
BASEの料金と機能
BASEには2つのプランがあります。
- 無料プラン
- グロースプラン
プランの詳細は以下の通りです。
BASEのプラン比較表
無料プラン | グロースプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | ¥5,980(税抜き) |
初期費用 | 無料 | ← |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
サービス利用料 | 3% | – |
デザインプレート | 45種類 | ← |
アイテム登録数 | 無制限 | ← |
アイテム写真枚数 | 1アイテム20枚 | ← |
アクセス解析 | 〇(Apps) | ← |
独自ドメイン | 〇(Apps) | ← |
月の売り上げが約17万円くらいになってくると「グロースプラン」の方が無料プランよりも手数料をおさえられる料金設定となっているようです。
BASE Appsで機能を追加
こんなに無料で使えて良いの~?ってくらい無料で使える機能が有ります。(笑)
特にAppsの機能拡張で個人的に面白いと思ったのは、「Tシャツ作成」や「スマホケース作成」という無料のAppsです。
オリジナル「Tシャツ作成」Apps
実際にTシャツを作ってみた記事はこちら。
▶BASEでオリジナルTシャツを作ってみた感想。質感やサイズ感はどうなの?
「スマホケース作成」Apps
スマホケースも手軽に作れそうです。
これだけでもやってみたい人いるかもしれません。
一部機能のAppsのみ月額費用が掛かります。
有料Appsの例 | 金額 |
BASEロゴ非表示 | 500円/月 |
不正決済保証 | 980円/月 |
振込申請プラス | 980円/月 |
機能が多すぎて説明しきれないので、詳しくは公式サイトで確認してみてください。
\公式サイトで確認する/
STORESの料金と機能
STORESは、フリープランとスタンダードプラン(有料)の二つが用意されていますが、2019年7月に無料プランが大幅にアップデートされて、無料のまま多くの機能を使えるようになりました。
ざっくり比較するとこんな感じです。
STORESのプラン比較表
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | ¥3,480(税込み) |
初期費用 | 無料 | 無料(初月無料) |
決済手数料 | 5% | 3.6% (Amazon Payは4%) |
デザインプレート | 48 | 48 |
アイテム登録数 | 無制限 | 無制限 |
アイテム写真枚数 | 1アイテム15枚 | 1アイテム15枚 |
アクセス解析 | × | ○ |
独自ドメイン | × | ○ |
サービスロゴ非表示 | × | ○ |
機能的にはほとんど同じですね。
STORESでは、月間の売上が12万円を超えてくると、スタンダードプランに移行した方がコスト的にお得になるようです。
その他機能等については公式サイトをご覧ください。
\公式サイトで確認する/
サイトデザインの比較
ネットショップを運営する上でとても気になる「サイトデザイン」ですが、BASE・STORES共に、無料と有料のテンプレートが用意されていますので、自分の好みのサイトデザインに変更することが出来ます。
BASEのサイトデザイン
BASEは無料のテンプレート11種類に加えて、BASE内のデザインマーケットで有料(5000円~10000円弱くらい)のテンプレートを購入することが出来ます。
- 無料テンプレート : 17種類
- 有料テンプレート : 80種類
STORESのサイトデザイン
STORESでは、全部で48種類のテンプレートが用意されています。
フリー・スタンダード共に、48種類すべてのテンプレートを使うことが出来ます。
そのほかにも豊富なカスタマイズ機能があるので自分だけのショップが簡単に作れます。
BASEとSTORESのデザインを比較
無料で使えるテンプレートの数で見ると、STORESの方が有利に感じます。
ですが、BASEでは無料Appsの「HTML編集」をインストールすると、自分でサイトデザインを編集することが出来るので、HTMLやCSSがわかる方は人と違うサイトデザインに仕上げることができます。
STORESにはHTMLを編集する機能はありませんが、HTMLの知識が無くても、バナーの位置を変更できたり、レイアウトを自分好みに変更できたりと、より直感的にサイトをデザインすることが出来る仕様のようです。
この辺は、人によって好みが分かれるところですかね。
- 細部までこだわりたい方はBASE。
- 手軽に使いたい方はSTORES。
といった感じでしょーか。
決済方法の比較
次に、決済方法を比べてみましょう!
BASEの決済方法
決済方法 | BASE |
---|---|
クレジットカード | ○ |
キャリア決済 | ○ |
銀行振込 | ○ |
コンビニ決済・Pay-easy | ○ |
後払い | ○ |
STORESの決済方法
決済方法 | フリープラン | スタンダードプラン |
---|---|---|
クレジットカード | ○ | ○ |
コンビニ決済 | ○ | ○ |
キャリア決済 | ○ | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ |
Paypal | ○ | ○ |
翌月後払い(Paidy) | ○ | ○ |
楽天Pay | ○ | ○ |
代引き | × | ○ |
Amazon Pay | × | ○ |
決済方法カスタマイズ | × | ○ |
また、STORESに関しては、スタンダードプランになると決済方法が、より豊富になるので、より多くのお客さんの要望に応えられるかもしれません。
キャッシュレス決済等の波もあるので、今後、BASE・STORESどちらも決済方法は増えるんじゃないかと思いますが、
今の所、STORESの方が、決済方法では有利な印象です。
手数料の比較
BASE・STORES共に、無料で使えるとてもありがたいサービスです。
商品が売れる度に、運営会社(ここでいうBASE又はSTORES)に対して手数料を支払います。
無料でネットショップを作れたり、面倒なお客さんとのお金のやり取り(決済)をBASE又は、STORESが行ってくれる代わりに、手数料がかかりますし、売り上げを自分の口座等に振込む際にも手数料がかかります。
無料でネットショップ作ってサービス利用して良いけど、売れた時くらいはお金頂戴ね!って感じですかね。
- サービス利用料
- 決済手数料
- 振込手数料(事務手数料含む)
- サービス利用料
- その会社のサービスを利用するための手数料です。
- 決済手数料
- 商品が売れるごとに決済手数料がかかります。
- 振込手数料(事務手数料含む)
- ショップの売上金は運営会社に一時的に預ける形になりますので、その売上を引き出すための手続きの際に振込手数料がかかります。
-
※さらに、振込の金額によっては、事務手数料がかかる場合があります。
振込み手数料と事務手数料のことをあまり考えずに、ネットショップを運営してから、「意外と手数料かかるなぁ...。」と、ならないように、それぞれの手数料をしっかり考えた上で検討してみてください。
ここからは、初心者がネットショップを開設する事をテーマとして、【BASE】と【STORES】の無料プランを比較してみましょう!
BASEの手数料
注意してもらいたいのが、公式サイトの【BASE U】というBASEを利用しているネットショップオーナー向けの運営ガイド的な所にも記載されていますが、決済手数料は送料にもかかるってところです。
以下、BASE U より
『BASEかんたん決済手数料』と『サービス利用料』は、
注文の合計金額(商品代金+送料)にそれぞれかかります。例えば、1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合、以下のような計算でそれぞれの手数料を割り出せます。
▼注文合計金額
1,000*3+500=3,500円▼BASEかんたん決済手数料計算
3,500円*3.6%+40=166円▼サービス利用料計算
3,500円*3%=105円▼注文合計金額-BASEかんたん決済手数料-サービス利用料(振込申請を行っていただける金額)
3,500円-166円-105円=3,229円
振込手数料
一律250円
また、振込額が2万円未満の場合、事務手数料が500円かかります。
2万円以上の売り上げを振込む場合は、事務手数料はかかりません。
事務手数料
振込申請額によって異なります。
・振込申請額が2万円未満の場合→500円
・振込申請額が2万円以上の場合→0円
STORES(フリープラン)の手数料
STORESの場合、サービス利用料は掛かりません。
ちなみに、送料に対する決済手数料については、STORESのサイトや他の方のブログ等での説明が見つけられなかったので、STORESに問い合わせてみたところ、BASEと同じように、決済手数料は送料にもかかるようです。
売上(商品+送料)の5% ってことになりますね。
振込手数料
一律250円
事務手数料
振込申請額によって異なります。
・振込申請額が1万円未満の場合→250円
・振込申請額が1万円以上の場合→0円
BASEとSTORES手数料の比較
BASEとSTORES(フリープラン)の手数料を比較してみると、こんな感じです。
BASEとSTORES どっちが売れる ?
ここまで、BASE・STORESの特徴についてお話してきましたが、実際どちらが売れやすい(売りやすい)のか?という点についても少し触れていきたいと思います。
あくまでも私の主観ですが、
初めてネットショップを作る方なら、BASEの方が売れやすい
と思います。
BASEとSTORESはネットショップであるという事は同じですが、お店を運営するという意味では、販売形態が違うと考えても良いかもしれません。
例えるなら、
- BASEは大型ショッピングモールに出展するイメージ。
- STORESは誰も居ない土地に自分でお店作るイメージ。
人がたくさんいる所の方が、自分のお店を見つけて貰いやすいですよね。
もう少し詳しくお話します。
BASEの場合
BASEには、BASEアプリというものがあります。
ZOZOTOWNとかメルカリのように、もともと人がいる場所に自分のショップを出展します。
さらに、お客様はそのBASEアプリ中のショップ検索機能を使う事で、あなたのショップを探すことが出来ます。
「BASE(ショッピングモール)の会員」になってあなたのお店を探すイメージです。」
アプリ内の検索で「あなたのショップ」が誰かの目に留まれば、新規のお客さんの獲得に繋がるかもしれません。
人がたくさんいる所の方が、自分のお店を見つけて貰いやすいというのは、こういう意味です。
デメリットを言えば、不特定多数の人の中には、あなたと価値観が合わない人も訪れやすいという事にもなります。
もちろん、SNSやブログ等で紹介すれば、自分のフォロアーの方を自分のネットショップに案内する事も出来ます。
\ BASE公式サイトはこちら/
STORESの場合
STORES自体にはあなたのお店を探すような検索機能は有りません。
誰もいない所に自分のお店を建てるイメージですね。。。
ショップを開設しただけでは、誰もあなたのお店に気付いてくれません。
ただ、不特定多数の人が訪れるBASEとは違い、SNS等で上手に発信する事で、より価値観が合うお客様だけにアプローチ出来るかもしれません。
既に、SNSやブログ、実店舗等で独自のコミュニティを持っている方はSTORESでも問題無いと思います。
BASEとは違い、STORESの場合は、お客様に「ネットショップの会員」では無く、「あなたのショップの会員」になってもらうイメージです。
アプリ内で検索出来るBASEの方が売れやすい
これが、初めてネットショップを作る方なら、BASEの方が売れやすい(売りやすい)と思う理由です。
ただ、ネットショップの運営方針は人ぞれぞれだと思いますので、より自分にあった方を選んで下さい。
どちらも無料なので、両方登録してみて自分にあったサービスを選びましょう。
私の結論 【私がコーヒー豆を売るならSTORES】
で、結局私が選んだのは
STORESのフリープランです。
その理由は以下の2つです。
- 手数料の差
- STORESレジを使える便利さ
一つずつ見ていきましょう。
手数料の差
まず、4私が気になったのは手数料の差です。
私は、コーヒー豆を販売したいと思ってのネットショップ開業なので、そもそも商品単価がそんなに高くありません。
100gの豆を販売するのか200gの豆を販売するのかって事もありますが、せいぜい500円~1500円でしょう。
たかが500円や1000円の売り上げから、手数料を支払えば商品の粗利なんて微々たるものです。
そこで、この手数料が重要になってくるわけです。
500円のコーヒー豆を送料200円で販売した場合で考えてみます。
いかがでしょうか?
それぞれ、¥700の【6.6%+40】・【5%】となるわけですが、
手数料が倍以上違ってきます。
手数料が高いなら、600円/gにしてしまえ!というのはまた違ってきますし、50円高い手数料を払うなら、良い生豆を使うとか、コーヒーの袋の質を上げるとか、商品のクオリティを50円分上げることに努力した方が、良いんじゃないかな?...と。
スタンダードプラン(3,480円/月)を選ばなかったのも同じ理由。
商品の価値ではないところで、価格が上がってしまうのは、なんだかなぁ~と。
ショップのデザインや機能に軸を置いた考えではなく、コーヒー豆の質に考えの軸を置き、価格を上げずに良いものを届けることを優先した結果、少しでも手数料の安いSTORESの無料プランを選びました。
最初ですし、STORESの無料プランで私の場合は十分と判断しました。集客はSNSやこのブログでやっていこうかな。と思っています。
フリープランで初めて、売り上げが安定してきたらスタンダードプランに変更することも出来ますしね♪
そうすれば、決済手数料も3.6%に下がりますし。
もちろん何万円とか価格が高い商品を扱う場合は、決済手数料が3.6%のスタンダードプランや、BASE、その他有料サービスの方が手数料が安くなる場合もあります。
比較的リーズナブルな価格の商品を扱う場合は、そもそも一つの商品の粗利が少ないと思うので、そこから引かれる手数料をしっかり考えていただくと良いかと思います。
STORESレジを使いたい
STORESレジを使いたいというのが、2つ目の理由です。
STORESの連携サービスの一つに「STORESレジ」があります。
いずれは実店舗を持ちたいと思っている方や、マルシェ等で対面販売をしていきたいと思っている方は、レジが必要になる場合があります。
STORESレジなら、ネットショップの商品と連動したアイテムを販売したり、在庫を一括で管理したりと、かなり便利に使えます。
しかも、STORESのアカウントと連動しているので、ネットショップのSTORESで無料プランを使っている場合、STORESレジも無料です。
いずれ実店舗を持ちたいと思っている方はSTORESがおすすめです。
STORESレジについては以下の記事で解説しています。
▶STORESレジがおすすめな5つの理由【iPad対応の無料POSレジアプリ】
まとめ:両方登録してみて気に入った方を使おう。
BASEもSTORESも無料でネットショップを開設できるとても便利なサービスです。
どちらも登録するだけなら無料なので、悩んでいる方は、2つとも登録してみて自分に合う法を検討するのが良いのかなー、と思います。
私もどちらも登録してからSTORESを選んだので、BASEのアカウントも持っています。
今後、売上が上がったり、使ってみて使い勝手等、集客力、手数料の差額分のメリットを感じれば、スタンダードプランにしたり、BASEに乗り換えたりするかもしれませんが、売り手と買い手が良い関係になれる事を優先して考えていきたいと思いますね。
無料で自分のネットショップを作ってみませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
\BASEの公式サイトはこちら/
\STORES公式サイトはこちら/
STORESとBASEの登録方法について記事を書きました。
STORESとBASEの登録方法について記事を書きました。
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