こんにちは、ナオです。
今回は、個人向けネットショップのお話。
私は週末に手回しの小さな焙煎機で珈琲豆を焼いていますが、将来的には、「自分のお店を持ちたいなー。」と夢を抱いています。
そんな中、どんな田舎でもインターネット環境があれば、比較的簡単に自分のネットショップを持つことが出来る事を知りました。
EC(エレクトリックコマース:電子商取引)サイトと呼ばれるものですね。
さまざまなサービスがある中で、どういったサービスが今の自分(珈琲豆の販売)に合っているのかを考えてみました。
また、この記事の最後に、BASE・STORESそれぞれの登録方法について書いた参考記事のリンクを貼っているので、登録方法だけ見たい方は、目次からどうぞ。
ネットショップをどうやって作るのか?

ネットショップを作りたいなーと思った時に、インターネットで調べてみると、有料の物から無料で始められる物まで、いろんなサービスが出てきます。
その中でも、私のようなスーパー初心者が始めるにあたり、始めるハードルが低くて、使い方が簡単で、サイトのデザインが良い、そして、コーヒー豆を販売するという目的を考えた上で自分に合ったサービスはどれかと検討した結果
【 BASE 】か【 STORES 】
このどちらか、が良いのではなかろうか?という結論になりました。
以下、BASEとSTORESについて比較検討した内容について書いています。
BASE(ベイス)とは

BASE(ベイス)株式会社が運営するサービスで、開業実績2年連続No.1のネットショップです。(2019年5月時点)
無料で充実した機能が使えることから、とても人気のサービスです。
STORES(ストアーズ)とは

STORESは、インターネットの知識が無い人でも、無料で簡単に自分のオンラインストアをつくって商品を販売することができるサービスです。
オシャレなネットショップを最短2分で作成できます。と謳っているくらい簡単に自分のネットショップを作ることが出来ます。
約70万件以上のストアがあり、利用者もZOZOTOWNとも連携していたりと、ファッション関連の商品を販売している方も多く、こちらも人気のネットショップです。
料金と機能の比較
BASEもSTORESも基本的には無料で利用する事が出来ます。
BASEの料金と機能

BASEはそもそも無料プランと有料プランに分かれていません、無料です。
Appsという機能拡張(有料・無料有り)を行うことによって、さまざまな機能を使う事が出来ます。

こんなに無料で使えて良いの~?ってくらい無料で使える機能有りすぎです。(笑)
機能が多すぎて説明しきれないので、詳しくは公式サイトで確認してみてください。
\公式サイトで確認する/
オリジナル「Tシャツ作成」Apps

実際にTシャツを作ってみた記事はこちら。

「スマホケース作成」Apps

これだけでもやってみたい人いるかもしれません。
一部機能のAppsのみ月額費用が掛かります。

ロゴの表示とか、気になる人は気になるかもしれませんが、初めてネットショップを始める方は、あまり気にしなくて良いと思います。
STORESの料金と機能

STORESは、フリープランとスタンダードプラン(有料)の二つが用意されていますが、2019年7月に無料プランが大幅にアップデートされて、無料のまま多くの機能を使えるようになりました。
ざっくり比較するとこんな感じです。
storesのプラン比較表
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | ¥1,980(税抜き) |
初期費用 | 無料 | 無料(初月無料) |
決済手数料 | 5% | 3.6%(4%) (Amazon Pay) |
デザインプレート | 48 | 48 |
アイテム登録数 | 無制限 | 無制限 |
アイテム写真枚数 | 1アイテム15枚 | 1アイテム15枚 |
アクセス解析 | × | ○ |
独自ドメイン | × | ○ |
サービスロゴ非表示 | × | ○ |
その他機能等については公式サイトをご覧ください。
\公式サイトで確認する/

サイトデザインの比較
ネットショップを運営する上でとても気になる、デザインですが、BASE・STORES
共に、無料と有料のテンプレートが用意されていますので、自分の好みのサイトデザインに変更することが出来ます。
BASEのサイトデザイン

BASEは無料のテンプレート11種類に加えて、BASE内のデザインマーケットで有料(5000円~10000円弱くらい)のテンプレートを購入することが出来ます。
STORESのサイトデザイン

STORESでは、全部で48種類のテンプレートが用意されています。
フリー・スタンダード共に、48種類すべてのテンプレートを使うことが出来ます。
BASEとSTORES
無料で使えるテンプレートの数で見ると、STORESの方が有利に感じますが、BASEでは無料Appsの「HTML編集」をインストールすると、自分でサイトデザインを編集することが出来るので、HTMLやCSSがわかる方は、こだわって人と違うサイトデザインに仕上げることができます。
STORESにはHTMLを編集する機能はありませんが、HTMLの知識が無くても、バナーの位置を変更できたり、レイアウトを自分好みに変更できたりと、より直感的にサイトをデザインすることが出来る仕様のようです。
この辺は、人によって好みが分かれるところですかね。
- 細部までこだわりたい方はBASE。
- 手軽に使いたい方はSTORES。
といった感じでしょーか。
決済方法の比較

次に、決済方法を比べてみましょう!
BASEの決済方法
BASEの決済方法
決済方法 | BASE |
---|---|
クレジットカード | ○ |
キャリア決済 | ○ |
銀行振込 | ○ |
コンビニ決済・Pay-easy | ○ |
後払い | ○ |
STORESの決済方法
storesの決済方法
決済方法 | フリープラン | スタンダードプラン |
---|---|---|
クレジットカード | ○ | ○ |
コンビニ決済 | ○ | ○ |
キャリア決済 | ○ | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ |
Paypal | ○ | ○ |
翌月後払い(Paidy) | ○ | ○ |
楽天Pay | ○ | ○ |
代引き | × | ○ |
Amazon Pay | × | ○ |
決済方法カスタマイズ | × | ○ |
BASEでも十分な気もしますが、さまざまな決済に対応できるSTORESの方が有利なのかなと思います。
また、STORESに関しては、スタンダードプランになると決済方法が、より豊富になるので、より多くのお客さんの要望に応えられるかもしれません。
キャッシュレス決済等の波もあるので、今後、BASE・STORESどちらも決済方法は増えるんじゃないかと思いますが、
現在の所、STORESの方が、決済方法では有利な印象です。
手数料の比較

BASE・STORES共に、無料で使えるとてもありがたいサービスですが、それだけではボランティアになってしまします。
それでは、運営側はやっていけません。
我々、サービス利用者(売る)側は、商品が売れる度に、運営会社(ここでいうBASE又はSTORES)に対して手数料という形でお金を支払います。
無料でネットショップを作れたり、面倒なお客さんとのお金のやり取り(決済)をBASE又は、STORESが行ってくれる代わりに、手数料がかかりますし、売り上げを自分の口座等に振込む際にも手数料がかかります。
無料でネットショップ作ってサービス利用して良いけど、売れた時くらいはお金頂戴ね!って感じですかね。
- サービス利用料
- 決済手数料
- 振込手数料(事務手数料含む)
・サービス利用料
その会社のサービスを利用するための手数料です。
・決済手数料
商品が売れるごとに決済手数料がかかります。
・振込手数料(事務手数料含む)
ショップの売上金は運営会社に一時的に預ける形になりますので、その売上を引き出すための手続きの際に振込手数料がかかります。
さらに、振込の金額によっては、事務手数料がかかる場合があります。
振込み手数料と事務手数料のことをあまり考えずに、ネットショップを運営してから、
意外と手数料かかるなぁ...。
と、ならないように、それぞれの手数料をしっかり考えた上で検討してみてください。
個人的には、結構この手数料っていうのが、どちらのサービスを使うかを決める重要な要素になるんじゃないかと思います。
BASEの手数料

注意してもらいたいのが、公式サイトの【BASE U】というBASEを利用しているネットショップオーナー向けの運営ガイド的な所にも記載されていますが、決済手数料は送料にもかかるってところです。
以下、BASE U より
『BASEかんたん決済手数料』と『サービス利用料』は、
注文の合計金額(商品代金+送料)にそれぞれかかります。例えば、1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合、以下のような計算でそれぞれの手数料を割り出せます。
▼注文合計金額
1,000*3+500=3,500円▼BASEかんたん決済手数料計算
3,500円*3.6%+40=166円▼サービス利用料計算
3,500円*3%=105円▼注文合計金額-BASEかんたん決済手数料-サービス利用料(振込申請を行っていただける金額)
3,500円-166円-105円=3,229円
振込手数料
一律250円
また、振込額が2万円未満の場合、事務手数料が500円かかります。
2万円以上の売り上げを振込む場合は、事務手数料はかかりません。
事務手数料
振込申請額によって異なります。
・振込申請額が2万円未満の場合→500円
・振込申請額が2万円以上の場合→0円
STORES(フリープラン)の手数料

STORESの場合、サービス利用料は掛かりません。
ちなみに、送料に対する決済手数料については、STORESのサイトや他の方のブログ等での説明が見つけられなかったので、STORESに問い合わせてみたところ、BASEと同じように、決済手数料は送料にもかかるようです。
売上(商品+送料)の5% ってことになりますね。
振込手数料
一律250円
事務手数料
振込申請額によって異なります。
・振込申請額が1万円未満の場合→250円
・振込申請額が1万円以上の場合→0円
BASEとSTORES手数料の比較
BASEとSTORES(フリープラン)の手数料を比較してみると、こんな感じです。

BASEとSTORES どっちが売れる ?

ここまで、BASE・STORESの特徴についてお話してきましたが、実際どちらが売れやすい(売りやすい)のか?という点についても少し触れていきたいと思います。
あくまでも私の主観ですが、
と思います。
BASEとSTORESはネットショップであるという事は同じですが、お店を運営するという意味では、販売形態が違うと考えても良いかもしれません。
例えるなら、
BASEは大型ショッピングモールに出展するイメージ。
STORESは誰も居ない土地に自分でお店作るイメージ。
です。
人がたくさんいる所の方が、自分のお店を見つけて貰いやすいですよね。
もう少し詳しくお話します。
BASEの場合

BASEには、BASEアプリというものがあります。
ZOZOTOWNとかメルカリのように、もともと人がいる場所に自分のショップを出展します。
さらに、お客様はそのBASEアプリ中のショップ検索機能を使う事で、あなたのショップを探すことが出来ます。

「BASE(ショッピングモール)の会員」になってあなたのお店を探すイメージです。」
アプリ内の検索で「あなたのショップ」が誰かの目に留まれば、新規のお客さんの獲得に繋がるかもしれません。
人がたくさんいる所の方が、自分のお店を見つけて貰いやすいというのは、こういう意味です。
デメリットを言えば、不特定多数の人の中には、あなたと価値観が合わない人も訪れやすいという事にもなります。
もちろん、SNSやブログ等で紹介すれば、自分のフォロアーの方を自分のネットショップに案内する事も出来ます。
\ BASE公式サイトはこちら/

STORESの場合

STORES自体にはあなたのお店を探すような検索機能は有りません。むしろ購入者が使うプラットフォーム(アプリ等)はありません。
STORESという不動産屋さんで土地を買って、誰もいない所に自分のお店を建てるイメージですね。。。
ショップを開設しただけでは、誰もあなたのお店に気付いてくれません。
STORESではSNS等と上手く連携することで、自分のお店の存在をアピールする必要があるので初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
ただ、不特定多数の人が訪れるBASEとは違い、SNS等で上手に発信する事で、より価値観が合うお客様だけにアプローチ出来るかもしれません。
既に、SNSやブログ、実店舗等で独自のコミュニティを持っている方はSTORESでも問題無いと思います。
BASEとは違い、STORESの場合は、お客様に「ネットショップの会員」では無く、「あなたのショップの会員」になってもらうイメージです。
アプリ内で検索出来るBASEの方が売れやすい
これが、初めてネットショップを作る方なら、BASEの方が売れやすい(売りやすい)と思う理由です。
実店舗を持っていない人が、何も無い所から商品を作ってネットショップを始める場合は、BASEの方が良いかもしれません。
ただ、ネットショップの運営方針は人ぞれぞれだと思いますので、より自分にあった方を選んで下さい。
どちらも無料なので、両方登録してみて自分にあったサービスを選びましょう。
私の結論 【私がコーヒー豆を売るならSTORES】
で、結局私が選んだのは
STORESのフリープランです。
その理由をお話ししていきますね。
初めてネットショップを始めるなら?というテーマで考えると、スタンダードプランは1,980円/月かかるので、とりあえず除外しました。
私が気になったのは手数料の差です。

私は、コーヒー豆を販売したいと思ってのネットショップ開業なので、そもそも商品単価がそんなに高くありません。
100gの豆を販売するのか200gの豆を販売するのかって事もありますが、せいぜい500円~1500円でしょう。
個人的にコーヒーは誰でも、もっと気軽に楽しめるものじゃないといけないと思っているので、なるべく安く、美味しいコーヒーが飲めるのが理想です。
高価なコーヒー豆で緊張感をもって飲むコーヒーより、日常で気軽に飲めるコーヒーを提供したいなー。と考えているので、あまり商品価格が上がってしまうと困ります。
さて、手数料の話に戻ります。(汗)
たかが500円や1000円の売り上げから、手数料を支払えば商品の粗利なんて微々たるものです。
そこで、この手数料が重要になってくるわけです。
500円のコーヒー豆を送料200円で販売した場合で考えてみます。


いかがでしょうか?
それぞれ、¥700の【6.6%+40】・【5%】となるわけですが、
手数料が倍以上違ってきます。
手数料が高いなら、600円/gにしてしまえ!というのはまた違ってきますし、50円高い手数料を払うなら、良い生豆を使うとか、コーヒーの袋の質を上げるとか、商品のクオリティを50円分上げることに努力した方が、良いんじゃないかな?...と。
スタンダードプラン(1,980円/月)を選ばなかったのも同じ理由。
商品の価値ではないところで、価格が上がってしまうのは、なんだかなぁ~と。
ショップのデザインや機能に軸を置いた考えではなく、コーヒー豆の質に考えの軸を置き、価格を上げずに良いものを届けることを優先した結果、少しでも手数料の安いSTORESの無料プランを選びました。
最初ですし、STORESの無料プランで私の場合は十分と判断しました。集客はSNSやこのブログでやっていこうかな。と思っています。
フリープランで初めて、売り上げが安定してきたらスタンダードプランに変更することも出来ますしね♪
そうすれば、決済手数料も3.6%に下がりますし。
もちろん何万円とか価格が高い商品を扱う場合は、決済手数料が3.6%のスタンダードプランや、BASE、その他有料サービスの方が手数料が安くなる場合もあります。
比較的リーズナブルな価格の商品を扱う場合は、そもそも一つの商品の粗利が少ないと思うので、そこから引かれる手数料をしっかり考えていただくと良いかと思います。
これは、あくまで私の考えなので、人によって考え方も違うと思いますし、扱う商品によっても変わってくると思います。
また、BASEも素晴らしいサービスなので、手数料の差を差し引いてもBASEを選んだ方が、機能的にお得という考えも全然ありますしねー。
難しいところです。
まとめ:両方登録してみて気に入った方を使おう。
BASEもSTORES
も無料でネットショップを開設できるとても便利なサービスです。
どちらも登録するだけなら無料なので、悩んでいる方は、2つとも登録してみて自分に合う法を検討するのが良いのかなー、と思います。
私もどちらも登録してからSTORESを選んだので、BASEのアカウントも持っています。
今後、売上が上がったり、使ってみて使い勝手等、集客力、手数料の差額分のメリットを感じれば、スタンダードプランにしたり、BASEに乗り換えたりするかもしれませんが、売り手と買い手が良い関係になれる事を優先して考えていきたいと思いますね。
無料で自分のネットショップを作ってみませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
\BASEの公式サイトはこちら/
\STORES公式サイトはこちら/
STORESとBASEの登録方法について記事を書きました。
STORESとBASEの登録方法について記事を書きました。

個人的には、フリープランで十分な気がします。