私は、ユニオンの手廻し焙煎機を購入し、サンプルロースターで週末にコーヒー豆の焙煎をしています。
焙煎をした後には、毎回、焙煎機の掃除をしています。
メンテナンスと言うには大げさかもしれませんが、大事な焙煎機ですので、丁寧に拭いたり汚れを落とします。
ということで、今回は、サンプルロースターの内部の掃除についてお話していきたいと思います。
サンプルロースターのメンテナンス
焙煎をすると必ずチャフという、コーヒー豆表面から剥がれた薄皮が出ます。
また、チャフ自体の量は生豆の銘柄や精製方法(ナチュラルかウォッシュドか)によってもだいぶ変わる印象ですね。
焙煎が終わって、コーヒー豆をざる等に取り出すと、ドラム内から真っ黒になったチャフも出てきます。
パンチング穴有りの焙煎機等の場合は、焙煎中に穴からチャフが落ちるので、一回の焙煎が終わった時にドラムから出るチャフの量は少なめです。
私の所有しているパンチング穴無しのサンプルロースターのデメリットにもなるかもしれませんが、焙煎中に剥がれたチャフは、焙煎修了まで、ドラム内で焼かれ続けるわけですが、
もちろん薄皮なので「あっ」という間に焦げちゃいます。
サンプルロースターのドラムの中では、その焦げたチャフと一緒にコーヒー豆が焙煎されるので、良く言えば、香ばしい、悪く言えば、焦げっぽい香りが付きやすいのは事実かと体感的に思っています。
そんなこんなで、こまめなお掃除が大事なわけです。
私は、一回焙煎する度に掃除してます。
分解して掃除してみる
では実際に、サンプルロースターの分解をしてみたいと思います。
分解は超簡単
✅まず、ハンドルを外します。
工具をサンプルロースターの穴(写真で言うと右側)から差し込み、中のナットを緩めてナットを取り外します。
ナットのサイズは17mm
取り外した写真ですが、このようにハンドルのシャフトにネジが切ってあり、ナットが緩み留めの役割をしています。
ナットのサイズは「17mm」です。
17mmのソケットレンチ等を用意しましょう。
とにかく、内部のナットを緩められればOKですが、ソケットは深さが確保できるディープソケットが良いと思います。(写真はディープソケットではありません。)
写真のような、エクステンション(延長棒)やレンチ(画像はラチェットハンドル)なら、ソケットのサイズを変えて使えるので、サンプルロースターの分解以外にも使えると思いますが、サンプルロースターの分解のみの用途なら、Tレンチ等でも十分かもしれません。
✅次はハンドルを外します。
ハンドルを反時計(左)回りに回して本体から外せば分解出来ます。
ハンドルのシャフト部分のネジがこの黒いヤツ(雑)に噛み合うことで全体を固定しています。(分かりにくい。)
つまりこのナットは、回り留めの役目しかしていないので、外しても本体がバラけてしまうことはありません。
写真は極端ですが、中にはまだチャフが残っていたりします。
ナチュラルの豆を焙煎した時はチャフが多めな印象です。
内部のナットさえ緩めれば、あとはハンドルをクルクル回せば分解できるので、簡単ですね。
組み付けは分解と逆の手順です。
掃除について
焙煎が終わるたびに、サンプルロースターの投入口の穴を地面に向けて、揺すると焦げたチャフが結構でてきますが、それが全てではありません。
焙煎後に、ドラムを分解してみると思っている以上のチャフが出てきます。
ドラムの中にはまだチャフが残っているので、内部のチャフをキレイに除去する為に分解して掃除が必要なんですねー。
分解すれば、かなり汚れている場合を除き、軽く拭きあげるだけでキレイになると思います。
チャフや汚れがこびりついている場合は、柔らかいブラシ等でこすってもらえれば十分だと思います。
何より、焙煎後のチャフ(燃えカス)を除去することで毎回安定した焙煎につながりますね。
まとめ:焙煎ごとに掃除しよう
今回は、サンプルロースターの内部の掃除についてでした。
焙煎をするたびにメンテナンスをすることで、長く愛用できるでしょうし、愛着も沸くと思います。
焦げたチャフがこびりついた焙煎機では、せっかく良い生豆を使っても、美味しさを引き出せないかもしれません。
安定した焙煎をするためにもキレイな状態を保ちたいですね♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
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