今回は、最近購入した、ユキワのコーヒーポットについて話していこうかと思います。
このドリップポット、他の物と比べても値段が高いんですよね。
でも、欲しいものは欲しい。(笑)
物欲の塊のような自分と葛藤しながらも、新たな相棒をお迎えしました。
この記事では、ユキワのコーヒーポットの紹介と実際に使ってみての感想も交えながら、レビューしていきたいと思います。
- ユキワ コーヒーポットの紹介
- ユキワ コーヒーポットの良い点
- ユキワ コーヒーポットの気になる点
ユキワのコーヒーポットを購入しようか悩んでる方の参考になれば幸いです。
それではいってみましょう。
YUKIWA コーヒーポット
YUKIWA(ユキワ)のコーヒーポットは、三宝産業という新潟県燕市の調理器具メーカーの物です。
いくつか種類があり、ドリップ用に使われるコーヒーポットには3つのサイズがあります。
- M3(3人用)
- M5(5人用)⇦私はこれを買いました。
- M7(7人用)
この記事で紹介している、ユキワのコーヒーポット(M型)は直火にかけることは出来ますが、IHには対応していません。
M3(3人用)
3人用と表記されている「M3」は400ccのお湯が入るサイズです。
実際には、1〜2人用の珈琲を淹れるのにピッタリだと思います。
M5(5人用)
私が購入した5人用のコーヒーポット。
お湯は750cc程入ります。
一番使いやすいサイズで、購入する方がもっとも多いのがこのサイズでは無いでしょうか?
M7(7人用)
一番大きな7人用は、1ℓのお湯が入ります。
ドリップと言うより、出来たコーヒーをカップにサーブするような使い方にピッタリなサイズだと思います。
ユキワコーヒーポットの良い点
ユキワのコーヒーポットといえば、珈琲好きにも人気なドリップ用のポットで、プロも愛用する一品です。
私も、そんなユキワのコーヒーポットに憧れを抱いていましたが、ホントに良いのかは半信半疑でした。
そんなに良いのか?、、、と。
ここからは、実際に私が使ってみて、良いと思った点についてお話しします。
- 見た目がもう...最高
- ゆっくり時間をかけてドリップするのに向いている
- 取っ手が熱くならない
- 注ぎ口の形状を選べる
- フタはヒンジ付きです
それでは一つずつ見ていきます♪
①見た目がもう...最高
まず、ユキワのコーヒーポットの何が良いかと言うと、なんと言っても、この見た目。
クラシカルな見た目でありながら、シンプルで洗練されているこの佇まい。
余計な装飾もなく、非常に美しいコーヒーポットです。
「よし、珈琲を淹れるぞ。」という気持ちにさせてくれます。
②ゆっくり時間をかけてドリップするのに向いている
ユキワのコーヒーポットの注ぎ口の形状は、根本が太く、先端に向かうにつれて細くなっています。
根本にお湯を十分に貯めておけるので、傾け方によって細くも太くも注ぐことができ、一定の量を注ぐというより、湯量の調整幅が広い印象です。
ゆっくり時間をかけて抽出するネルドリップ等では重宝すると思います。
ポタポタとドリップしやすいポットってあまりない気がしますが、お湯が出るか出ないかの微妙な所をコントロール出来るのはユキワのコーヒーポットの特徴の一つです。
このパイプ部分の形状が一定の太さのドリップポット(ハリオのヴォーノとか)の場合、細く一定に注げますが、「落とす・落とさない」の微妙なところはコントロールし辛いです。
③取っ手が熱くなりにくい
ユキワのコーヒーポットは直火にかけてお湯を沸かすことが出来ます。
取っ手は中空になっていて、熱くなりにくい形状になっています。
私は、なるべくピカピカのステンレスを維持したいという事もあり、直火にはかけていません。
④注ぎ口の形状を選べる
ユキワのコーヒーポットは注ぎ口の形状には2つ種類があり、好みの物を選ぶ事ができます。
- 【細口】: 注ぎ口が細いタイプ
- 【広口】: 注ぎ口が広いタイプ
この辺は好みによりと思いますが、どちらも使いやすそうです。
ちなみに:私が購入したのはコーノ特別仕様の細口です
私は、細口タイプを購入しました。
先端がすぼめられていて、細く注ぎやすい形状に加工されています。
また、私が購入したのは「コーノ特別仕様」と言って、コーヒーのドリップ専用に、ポット内の「目皿」と言われる本体と注ぎ口の接合部に付いている穴が空いたプレート(仕切りみたいなヤツ)が外されている物です。
少し高いですが、どうせ買うなら。と奮発しました。
金澤屋珈琲店さんのブログで写真付きで説明されています。
⑤フタはヒンジ付きです。
フタは蝶番で本体に固定されているので、ドリップ中に落ちることがありません。
この辺は、好き嫌いが別れるところかもしれません。
私はこれ以外に所有している、カリタとハリオのドリップポットがフタが外れるタイプなので、また違った雰囲気が気に入っています。
フタを閉める所作も、「珈琲を淹れるぞ」と思わせてくれるような気がして良いなと感じている点です。
ユキワコーヒーポットの気になる点
ユキワのコーヒーポットは、素敵なドリップポットでとても気に入ってます。
正直、個人的にはそこまで悪いと思う所は無いのですが、実際に使ってみて、私は気にならなくても「人によっては気になるんじゃ無いかな?」という点はあります。
ここからは、ユキワのコーヒポットの気になる点(人によっては悪いと感じるかも?な点)についてお話していきます。
- 重い
- 誰でも注ぎやすい。では無い
- 温度計を使いたい人には向かないかも
- 値段が高い
それぞれ見ていきましょう。
①重い
ユキワのコーヒーポットは、厚みのあるステンレスで作られているので、割としっかりした重さを感じます。
私が持っている、「カリタの細口ポット」や「ハリオのドリップケトル」と比べても、ユキワのコーヒーポットの方がズッシリ感があります。
ユキワのコーヒーポットは、私が使った感覚で言うと、ドリップで使う際、お湯を7〜8分目くらいまで淹れて使った方が、安定してお湯を注ぎやすく感じました。
ですが、それだけお湯を淹れると、コーヒーポットそのものの重さと合間って、なかなかの重たさを感じます。
(私はこのズッシリ感がむしろ好きですが。)
☑️「丈夫」と捉えれば、メリットですが、
✅「重い」と捉えれば、デメリットになるかもしれません。
人によっては重いと感じる方もいるでしょうし、女性の方なんかは特に疲れてしまうかもしれません。
②誰でも注ぎやすい。では無い...。
ユキワのコーヒーポットの使い心地は、正直、ちょっと玄人向けなのかな?という印象です。
カリタの細口ポットやハリオのドリップケトルは、ドリップポットを傾ければ、ある程度「丁度良い量のお湯が、丁度良い細さ」で出てきます。
対して、ユキワのコーヒーポットは、ポタポタと点滴のような淹れ方からある程度の湯量を注ぐような淹れ方にも対応出来ますが、振り幅が広いが故に使う人にテクニックを要求してくるようなドリップポットのように感じます。
誰でも注ぎやすいとは感じないかもしれません。
ですが、慣れてくれば、狙った所に、狙った量のお湯を注ぐことが出来るようになります。
自由自在です。
ユキワのコーヒーポットは、淹れ方に拘りたい方にはピッタリだとは思いますが、誰でも使いやすいドリップポットを探している方は、カリタの細口ポットあたりの方が使いやすく感じるかな?と言うのが私の印象です。
③温度計を使いたい人には向かないかも
ユキワのコーヒーポットは、蓋を外すことが出来ないので、基本的には温度計をセットして使うという事はないと思います。
温度計を刺しながら使えない事も無いですが、あまり使いやすく無いので、そのままフタをして使うことになるかと思います。
ドリップしながら温度を確認したい人には向いていないかもしれません。
④値段が高い
ユキワのコーヒーポットは、1万円以上しますので、ドリップ用のポットとしては高価な部類に入ると思います。
「コーノ特別仕様」はさらに値段が高いので、気軽に買えないのがデメリット
ですが、その分、洗練されたデザイン、かつ、しっかりした作りだと言うことを加味して長期的に見ればそこまで高く無いのかもしれません。
まとめ:手に馴染むほどに手放せなくなる相棒
珈琲はどんな道具でも淹れることが出来ますが、どうせなら愛着の湧く道具を長く使いたいものです。
ユキワのコーヒーポットは、誰にでもおすすめ出来るか?と言うと、そうでは無いかなと言う印象です。
値段も高いですしね。。。
でも、この珈琲ポットを手に取ると「よし、珈琲を淹れるぞ。」と背筋が伸びるような気持ちにさせてくれます。
不思議な相棒です。
慣れるまで少しコツが入りますが、手に馴染んでくれば、思い通りの場所に、細くも太くも自由自在にお湯を注ぐことが出来るようになります。
特に、ゆっくり時間をかけてドリップするようなシーンでは手放せません。
経年変化で、使い込むほどに良い表情に変化していくのでは無いかと思うと、愛おしくて仕方ないです。
愛着の湧くお気に入りの道具で、今日も美味しいコーヒーを淹れましょう♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
ユキワ コーヒーポット M5
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